・・・ 高齢犬の車椅子 ・・・

 高齢犬の車椅子の製作例です。10才以上のワンちゃんを対象の目安としています。
その子その子によって状態が異なりますが、ここでは前脚の力も衰えているために
補助輪をつけた車椅子の例を中心に紹介します。


チビ太の車いすの レンタルについて。

チビ太の車いすでは、高齢犬を対象に”レンタル”にも対応しています。

レンタル適応対象は、
高齢犬で前脚の力も衰えて2輪車での歩行が難しいと思われるワンちゃん
病気のため余命を宣告されたワンちゃんが対象となります。
レンタル料金は通常の各犬種用サイズの半額です。
散歩に限らず、食事やシャンプーの時など
飼い主さんの介護補助として役立てて頂きたいと思っています。

レンタルご希望の場合も採寸データが必要です。
 既製の「レンタル用車椅子」というものはありません。レンタル対応でも、その子その子に合わせた調整をしてお届けしています。
 また、足輪やハーネス、腹部を支えるシートなど、ワンちゃんの体に触れる部分は全て新しいものと交換しています。フレームは
手持ちのものをパーツとして再利用し、製作時間の短縮を図っていますが、サイズが適合しない場合、新規に製作しています。
 そのため、レンタルでご依頼の場合も、必ず採寸データをいただく必要がありますのでご協力よろしくお願いします。
 
詳しくは、製作者叉は、メール担当者へお問い合わせください。

西村マルちゃん(19才)


上の写真とほぼ同サイズですが、顎受けをつけたものです

 正座式(後ろ脚をシートに乗せる)の四輪車です



関 JAMちゃん 続報

 JAMちゃんのお母さんから近況のお知らせをいただきました。(08年7月30日)

「我が家のJAMですが、連日の暑さにもかかわらず全く食欲も衰えず、とても元気です。 ただ、2ヶ月以上、消炎剤や抗生物質を呑んでいるのですが尿の桿菌や赤血球がなかなか少なくならないので膀胱に尿が残らないよう、膀胱圧迫を日に何度かしています。マロンちゃんの飼い主さんの動画も参考にさせていただき何度も練習して、やっとうまくいくようになりました。15kgの犬の膀胱を押すのは、コツと力が要りますね。歩けなくなってからでも自力排尿ができていたのですがここのところ、オシメが濡れていない事が時々あったので機能がだんだん衰えてきているのだと思います。  口の利けないJAMが辛い思いをしないよう、良く観察していてあげないといけないと思いました。」

 トップページでご紹介しているマロンちゃんの膀胱圧迫の動画がお役に立ったようです。でも、マロンちゃんとJAMちゃんは大きさも違いますし、JAMちゃんの状態はほかのワンちゃんの飼い主さんに参考になるかも知れません。膀胱圧迫の仕方について、もう少し詳しく教えて下さいとお願いしたところ、早速お返事をいただいたので掲載させていただきます。

「膀胱圧迫について」
 JAMの膀胱圧迫について参考になるかわかりませんが書かせていただきますね。
 生まれてまもなく子宮を取ってしまったメスには、よくあることなのかもしれませんが昨年の、6月頃(まだ、外で元気に暮らしていました)から、お昼寝をしているとおしっこが少しずつ垂れてきて犬小屋の中の布団を汚すようになってきてしまいました。
 JAMも気になるようで、垂れそうになるおしっこをなめてばかりいるので動物病院に相談しましたら、ホンバンというホルモンの薬を処方されました。100mg1錠を砕き、10包に分け、始めの頃は、毎日1包飲ませていました。年末になった頃、ホルモン剤の影響で乳腺が腫れてきて鶏卵大の塊がポッコリお腹にできてしまいました。
 年末には、おしっこは漏れなくなっていたのですがホルモン剤は急に辞めてはいけないということなので毎日→週2回→週1回→2週間に1回→1ヶ月に1回 と徐々に減らしていき7月からは飲ませていません。また、おしっこが漏れ始めたら飲ませるようですがまだ大丈夫です。
 したがって、この鶏卵大の乳腺が、どーんと膀胱の上に乗っているので膀胱を圧迫するのが困難なのです。男性ですと手が大きいので、乳腺を手の中に入れたまま、その先にある膀胱を圧迫できるのですが、私ですと、膨らんだ乳腺だけで手のひらがいっぱいになってしまいますので、乳腺を手のひらの横に移動させつつその下の膀胱を押すので、残尿を全て出してあげる事ができません。
 動物病院の先生が私の腕をつかんで、圧力のかけ方を何度も指導して下さいました。かなり強く握っていました。正しい位置で、圧力をかけてあげればJAMも気持ちが良いでしょうがとんでもない位置で、強く押してしまったら、痛くてかわいそうだと思いなかなか思い切りよく押す事ができません。 膀胱をカラッポにする事はなかなかうまくできませんが3回に2回は、出す事ができるようになったので、会得するにはもう少し時間がかかりそうです。
 あっ、そうそう、我が家はマロンちゃんのように身体を抱き上げて圧迫する事はできないので横向きに寝かせて、足の間に右手を入れ(右利きの場合です)膀胱を圧迫し左手は、腰を押さえています。
 以上ですが、少しでもどなたかのお役に立てれば嬉しいです。


 ちょっと記事が増えて見づらくなったので、コーナーに分けました。

 オグリちゃん  ウルムス君
 ブルース君   ジャムちゃん
 メイちゃん





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